唐招提寺金堂
金堂は現在解体中で見られないのがとても残念です。
西の鴟尾は当時のもので、東のは鎌倉時代の模作だそうです。

前面の8本の柱はいずれも上のほうが細くなっていて、パルテノン神殿のようにエンタシスになっていることはご存知と思います。 この柱のことを詠んだ有名な
會津八一の歌があります。

おほてら の まろき はしら の つきかげ を つち に ふみつつ もの を こそ おもへ
 
會津八一 「南京新唱」 より
 (自註鹿鳴集  岩波文庫)

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「普照は唐招提寺の境内にはいると、その度にいつも金堂の屋根を仰いだ。そこの大棟の両端に自分が差し出した唐様の鴟尾(しび)の形がそのまま使われてあったからである。」
               
          井上 靖 「天平の甍」 より  (新潮文庫)