三月堂の脇から舞台を見る
三月堂脇から
三月堂(法華堂)のそばから二月堂の舞台を見上げた構図です。
好きなアングルでよく描きます。

「またある年、修二会(しゅにえ)に参篭していて、二月堂の堂守りさんに、『実忠さんという和尚さんがな。』と二月堂縁起を聞くとき、身近になつかしかったのは、今見た、僧たちの激しい行法が天平の時代から千二百年余の今日にずっと続いているせいであったろう。たくさんの松明が美しく厳しく燃えはじけて、すべての行法が終わったあと、その余韻の中で降りてきた深夜の寒い道に、一頭の鹿がぽつんと立ち止まって私たちを見ていたのも、今か昔かとまどうようであった。」
                       佐多稲子  「冬の大和路」 より
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