二月堂付近
二月堂付近
「二月堂へは、西の方からやってきて、大湯屋や食堂(じきどう)のずっしりとした建物のそぼを通り、若狭井のそばを経、二月堂を左に見つつ、三月堂と四月堂のあいだをぬけて観音院の前につきあたり、やがて谷を降りてゆくという道がすばらしい。」   
                       司馬遼太郎 「街道をゆく」 より  (朝日文芸文庫)
右手前の小屋の中に若狭井と呼ばれる井戸があり、その水を汲んで二月堂の本尊に供えるところからお水取りと呼ばれます。

その昔お水取りを始めた折に全国の八百万(やおよろず)の神々にお出でを願ったが、若狭の神様は釣りに夢中になっていて遅刻してしまったそうです。

それで詫びのしるしとして若狭から水を送ることになり、この井戸まで届けられるようになったとか。若狭井と呼ばれるのはこのため。

        
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