奈良の秋
奈良の秋
「兎に角、奈良は美しい所だ。 自然が美しく、残ってゐる建築も美しい。
そして二つが互に溶けあってゐる點は他に比を見ないと云って差し支えない。
今の奈良は昔の都の一部分に過ぎないが、名畫の残欠が美しいやうに美しい。」
                志賀直哉  『奈良』より  (志賀直哉随筆集:岩波文庫)
の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも
     
古今集 406

遣唐使の阿倍仲麻呂が望郷の念にかられながら詠んだ三笠山(御蓋山:現在はこの字を使う。)が中央の山で、その背後のかすみの様な山並みが春日山。

若草山も傘型の山が三重になっているところから、かっては三笠山と呼ばれ、この御蓋山とよく混同されていました。
 
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